ナガオカマサヤの7:3:1

日々のこと:まじめな話:好き勝手

「納得」はすべてに優先される

この前、久しぶりに同僚から昼食に誘われた。

何で久しぶりかというとお互い得意先や取引先への外出も多くて

タイミングが合わないのだ。

 

えっと、半分嘘だ。

 

 

 50%は本当にそうなんだけど、もう半分というのが僕は彼のことが

「嫌い」だからだ。

嫌いな理由を挙げたら枚挙に暇がないので割愛するが「なんだか好きになれない」のではなく「嫌い」なんだと思う。

I hate him.

Thank you.

 

「人を嫌いになることって滅多にないのになぁ」と、僕の前を歩く彼の背中をぼーっと眺めながら行きつけの中華料理屋に入った。

 席についてすぐにメニューを見ずに彼はよく通る声で

「レバニラ定食1つくださーい!」

「そうなんだよ、こいつのこういうところもほんと嫌なんだよ」って若干イラっとしつつもそれに引っ張られ「同じのください」と言う自分にも若干脱力感を覚えながら

僕はスマホを取り出した。

彼「俺さ、転職活動してるんだよね」

 

僕「ふーん。いいじゃん。いけいけ」

 

彼「えっ?!」

 

僕「え?」

 

彼「なんで!?止めないの!?止めるだろ!」

 

もうね、この時ばかりは本当にぞわっとした。

すげーなこいつ・・・

 

僕「なんで止めてもらえるって思ったん?」

 

彼「えっだって俺と働いていたいでしょ!?違うの!?」

なんだよ。まじかよ、どうしようすごく気持ちが悪いぞこいつ・・

 

ただ、そんな彼に対して尊敬しているというか、単純にすごいなと思うのが

この「素直」とも「愚直」とも取れる「真っ直ぐさ」である。

 

僕「なんで辞めようかと思ったん?」

・・・・

彼「なんだかやりづらいんだよね。上司も環境も仕事も。」

 

彼「今の環境でやるより、俺なら違う環境でなら同じ時間でも今の何倍も結果出せると思うんだよね。」

 

彼「・・・って個人的には思ってるんだけどどう思う?」

 

「どうです?すげーめんどくさくないですか彼」

 

って隣の席のおっちゃんに言ってしまいそうになるぐらい、誰か助けてっ!、一人じゃこいつと戦えない、すいませーんお冷じゃなくて生中くださーい

と思ってしまうぐらいに

辟易してしまった。

 

 

「そうだ。こいつ、こうゆう奴だ」

 

 

彼お得意の「俺の話を親身に聞いて、なおかつ否定せず優しく同意してくれよ攻撃」に巻き込まれた。

 

 

 

 

この話無駄に長くなることが予想されるので

前篇・後編で分けようと思います。

 

 

ではまた。