続:上司に「ちょっといいか」と肩を叩かれるなんて
前回の続き。
「長岡ちょっといいか。」
上司に、そっと手を肩に
添えられるように叩かれ
ついていくように会議室へ入った。
いやまぁ、こんなでも一応28年程生きてますし、
こうゆうシチュエーションてドラマでも映画でもよく目にするじゃないですか。
分かるじゃない。何となくでも。
この状況が何を意味するかなんて。笑
どう考えても告白だなと。やっとおじさん世代、なんなら自分の父親と大して変わらない世代からの熱烈なアプローチがくる俺もそんな歳になったかと。そんなことを考えてたら心なしか胸が苦しくなった。この人も色々な葛藤があっただろう。そりゃそうだ。
なんたって相手は自分の息子ぐらいの太っちょアラサーで、しかも男で。
自分には妻がいる。子供も二人いる。守るべきかけがえのない家族がいる。
けれども、それでも伝えなくちゃ、言わなくちゃって思って会議室に誘ったんだろうなって。
解雇通告か、もしくは十中八九良いことではない何かだって。
椅子に座るなりいきなり言われた。
「長岡な、あのな・・・こうゆうの苦手だから単刀直入に言います。
お前な、出向してもらうことに決まった」
え?
シュッコウ?
ちょっと待ってその前に俺への気持ちは?まだ聞いてないんだけど。
正直、まあ1月末ってのもあって、年度変わるし部署移動かなぁ、ぐらいはなんとなく想像してたけど斜め45度の言葉に割と頭真っ白になった。
なんでも、うちのセクションでは初めての試みなのだとか。
いや知らねーよ。
「は、はぁ」と言うしかなく、引き継ぎもままならないまま
あれよあれよと言う間に、私は新卒で入った会社とは別の会社の名刺を持つようになり
電話では時々名乗りを間違える。そんな生活に変わっていった。
会社辞めてないけど違う会社に毎朝出社し電話を取り、そして時々元の会社に出社する。
なんだか、二重スパイのような(笑)ヘンテコな生活が3月からスタートし
早2ヶ月が過ぎた。
転職経験がない僕が、職場環境がガラリと変わってやることも覚えることも多くて
そりゃ2㎏痩せるわと。
健康診断で担当の女医に「あぁ、メタボの2kgって誤差の範囲内。体調の誤差だから。」って言われたけど。ぐうの音も出ないってこのことなんだって思ったよ。
自分がいる環境が変わると、不思議なんだけど自分の考え方とか物事の見方もやっぱり
変わるみたいで。
そういう部分から、もったいねぇ!ってその時その瞬間気づいたこととか思ったことを書き記しておきたいとこんなブログを始めるに至りました。
これからは、日常のことであったり、真面目なことも仕事のこともおふざけも「7:3:1」ぐらいで綴っていけたらと思ってます。
まずは一週間に一回。
お付き合いいただけたら幸いです。
では、また。